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動物用MRI(前臨床7テスラMRI装置)

MRの大きな特徴の一つは、測定時における生物に対する無侵襲性であり、基本的に被写体がマグネットに横たわるのみで、種々の生体に対する情報を得ることが可能である。この特徴により、実験機を用いて開発・検討された測定法を比較的短期間で臨床に応用することが可能である。我々は動物実験用mini-7T装置を導入し、種々の生体情報の測定法を開発することにより、動物実験から臨床研究への橋渡しを精力的に進めている。

図1 前臨床7テスラMRI装置

図2 マウス中大脳動脈閉塞時の脳動態

DWIは2つのB-value(B=1400および40mm2/sec)でspin echo法で測定した。CBFはCASLをもちいて定量化している。また、近年実用化された脳組織内アミノ基、アミド基、ヒドロキシル基と水分子間のプロトンの交換量を半定量可能な手法であるCESTを用いることで脳pHやglutamate mapの撮像も可能である。

図3 MR microsopy

A. 5XFAD Alzheimer Tg mouseの老人班画像(右)とage matched litter mate mouse (左)の画像、および対応部位のAβ免疫染色。空間分解能15.7×15.7μmで撮像時間は141分である。5XFAD mouseでは老人班がsusceptibilityにより低信号(黒く)に描出されている。B. 塩化マンガンを腹腔以内投与し24時間後に撮像したMRM T1 強調画像。マンガンはカルシウムチャンネルを透過し神経細胞内に取り込まれT1時間を短縮するので神経活動が活発な海馬において取り込みが強く認められる。また嗅脳でも層状に取り込みが亢進しているのが認められる。DG:dentate gyrus。

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